若い人向けエンディングノートの書き方【20代・30代・40代・50代】

エンディングノートは書く項目が多くて、なかなか思うように空欄を埋めることができない…

家族に思いが伝えられる「エンディングノートの理想的な書き方」を紹介します。

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若い人がエンディングノートを書く理由

まずは、やる気UPのために、若い人がエンディングノートを書いておくべき理由を説明します。

エンディングノートを書くのは面倒?

エンディングノートに興味がわいても、実際に書くのはなかなか面倒なものです。

家族に伝えたいことは、普段から言葉で伝えている人もいるだろうし、書いたところで本当に役に立つ日が来るのか分かりません。

誰かに「すごいね!」とホメてもらえたら、やる気も出ます。

ですが、正直なところエンディングノートを書くのは孤独で地道な作業です。

しかし、今は健康的な生活をおくっている若い人でも、病気や事故はある日突然やってきます。

エンディングノートを若いときに書いておく理由

エンディングノートは、あなたしか知らない情報を正確に家族へ伝えるための手段です。

病気や事故になってから伝えようとしても、手遅れな場合もあります。

それが、エンディングノートを元気な若いうちに書いておくべき理由の1つです。

あなたしか知らない情報とは

資産・借金

遺言書の保管場所

連絡をとってほしい人

暗証番号・パスワード

そして、もう1つの大切な理由。

あなたに、もしもの事があったとき・・・

家族に暖かいメッセージを届けられます。

エンディングノートは、あなたの形見になったり、残された家族の苦痛をやわらげる力を持っています。

家族の精神的ダメージをやわらげる

年齢を重ねるごとに、人は死を受け入れる準備ができます。

歳を取った親が亡くなる時には、それなりの覚悟ができているものです。

しかし、若い人がもし亡くなったり大きな事故に合えば、その家族はなかなか現実を受け入れられるものではありません。

ショックで精神的に立ち直れないかもしれません。

そんな時に、暖かいメッセージが書かれたエンディングノートが残っていれば、残された家族の人生の励みになります。

まだ若いから死ぬはずがないと考えるかもしれません。

ですが、20歳から40歳までの間に、約80人に1人の方が亡くなっている現実があります。

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エンディングノートは気長に書く

「今すぐエンディングノートを完璧に仕上げなければ!」と焦る必要はありません。

伝えたいことを思いついた時に書く。

こんなスタイルで充分です。

そして、たまにエンディングノートの内容を見直してみましょう。

生活の中で、伝えたいこと・考え方・あなたが置かれている状況・家族構成なども日々変化していきます。

エンディングノートを書いておく事で、「あの時はこう考えていたんだな」と、自分の人生を振り返ることもできます。

若い人向けエンディングノートの書き方

20~50代の若い人向けに、あなたの想いが家族に伝わるエンディングノートの書き方を紹介します。

どうしてほしいかコメントを書く

自分の想いが伝わるの書き方は、ずばり一言そえることです。

例えば下の写真のように、預貯金の必要な情報が書かれているエンディングノートがあるとします↓

エンディングノートの預貯金項目

どの口座をどのように使用しているのか、情報としては充分で、割とこんな感じのエンディングノートが完成しそうですね。

今度は、この情報をどうして欲しいか追加でコメントを書いてみます

エンディングノートのコメント

コメントを書くだけで、何を考え、家族にどうしてもらいたいのか具体的になりました。

長文でも短文でも、あなたの正直な考えや思いが伝わるように書くことが大切です。

さらに言えば、枠内にキレイに書く必要はなく、余白が足りなければメモ帳を切り取ってエンディングノートに貼り付けても大丈夫です↓

エンディングノートのメッセージ

どう行動してほしいか、なぜそうしたいのか。

難しく考えず、思い浮かんだことを箇条書きして、あとで書き直してみるのも良いですね。

基本情報についての書き方

あなたの氏名、生年月日、血液型、住所、本籍、電話番号、メールアドレスなどの基本情報を書きます。

  • 氏名、生年月日、血液型、住所、本籍、電話番号、メールアドレス
  • 健康保険証、運転免許証、パスポート

運転免許証などの身分証明書の保管場所、どのように処分するのかも書きます。

自分史についての書き方

あなたが成長してきた過程や、これからどういう人生を歩んでいきたいか、自分史を書きましょう。

記入日もあれば、数年経ったあとに読み返すことで過去の自分を振り返れます。

また、自分史を書いておくことで、あなたの人生が満足のいくものだったのか、家族が知ることができます。

登録情報についての書き方

クレジットカードや携帯電話会社、有料会員情報やインターネットなどの登録情報を書きます。

  • クレジットカード
    カード名称(楽天カードなど)、ブランド名、カード番号、カード会社の連絡先
  • 携帯電話
    電話番号、契約会社、名義人、契約会社の連絡先
  • 会員情報やインターネット情報
    利用サービス名、契約会社、ログインID、パスワード
 不正利用防止のため、クレジットカードの有効期限や暗証番号は絶対に書いてはいけません。

これらの情報は悪用されないように、取り扱いには注意してください。

ペットについての書き方

自分にもしもの事があれば、飼っているペットのことがとても心配です。

  • 誰に面倒を見てもらいたいか
    安心して任せられる、信頼のおける人にお願いしましょう。
  • ペットの情報
    名前、生活スタイル、性格、予防接種、かかりつけの動物病院、好物

同居の家族がいれば問題ありませんが、別居しているなら飼育情報をくわしく書きましょう。

資産についての書き方

遺産相続のときに、相続税などの問題で家族はあなたの資産について調査しなくてはいけません。

  • 預貯金、有価証券の名義人と口座番号
  • 不動産報登記簿の内容
  • 美術品、貴金属、自動車など
  • 貸金庫、レンタル倉庫の契約会社

あなたが所有している資産(預貯金や有価証券、不動産の資産価値、契約証書の保管場所など)をわかる範囲で書いておきましょう。

負債についての書き方

負債については、正確に書かなければいけません。

なぜなら、あなたの借金や連帯保証人としての負債は、残された家族が負担しなくてはいけません。

  • 借入金、ローン、キャッシング
  • 他人の借金の保証人・連帯保証人

もし資産より負債のほうが多ければ、家族は相続放棄を考えなければいけません。

相続放棄するには3ヶ月以内という期限があるので、正確に負債について伝えることが大切です。

連帯保証人になっているなら、借金している人の氏名と連絡先、貸している人の会社名と個人名や連絡先を書きます。

契約書の保管場所もしっかり伝えましょう。

保険についての書き方

保険はいざという時に、保険会社にしっかり請求できるようにしておきます。

保険証書の保管場所、どんな時に保険を使えるのか、保険料の払込期間や保険が使える期間などを書きます。

  • 生命保険、医療保険
  • 個人年金保険、火災保険、地震保険
  • 自動車保険、自転車保険

家族が当面の生活費を確保できるよう、生命保険会社や担当者の連絡先も書いておきましょう。

遺言書についての書き方

遺言書の存在は、遺産相続でとても大きな役割を果たします。

エンディングノートには遺言書の保管場所、遺言の内容を決めた理由を書きます。

  • 遺言書の保管場所
  • 遺言の内容を決めた理由

ただし、エンディングノートに遺言を記入しても、遺言書としての法的拘束力がないので注意してください。

遺言書は決まった様式で作成する必要があります。

遺言書があれば相続の手続きがスムーズになるので、エンディングノートに合わせて作成することをおすすめします。

連絡先についての書き方

付き合いのある親族・友人・知人など、緊急時に連絡してほしい人を書きます。

  • 相手の氏名や住所
  • 電話番号の基本情報
  • あなたとの間柄

「この人に相談すれば親身になってくれるよ」
「この人へは絶対に連絡しておくこと」

一言添えておくと家族もわかりやすいですね。

お葬式についての書き方

お葬式で喪主になってほしい人や、お葬式に参列してほしい人を書いておきます。

  • 喪主になってほしい人
  • 早急に連絡が必要な人
  • お世話になっているお寺

また、どんな内容のお葬式にしたいかの希望があるなら、書いておいたほうが家族にとっても助かります。

あなたに突然もしもの事がおこれば、家族は気が動転し、お葬式で不要なオプションを選んでしまいます。

元気なうちに葬儀社に相談したり、見積もりをもらったりもできます。

エンディングノートの書き方のポイント

若い人向けのエンディングノートの書き方を紹介しました。

しかし、エンディングノートの書き方に正解や間違いはなく、家族へメッセージを残すつもりで自由に書きましょう。

書いておきたい項目

難しく考えず、ありのままの気持ちや現状を書き進めれば、家族に情報やメッセージは増えていきます。

エンディングノートに書きたい項目

思い出の場所や出来事

結婚したときのこと

子どもができたときの思い

お葬式など自分の望み

ペットを誰に飼ってほしいか

私物の処分方法

自分の人生が幸せだったことを伝えてあげると、残された家族も安心できます。

正直に、正確に書くこと

自分にもしもの事があったら、家族はどうなるんだろう…

そのことを考えるだけで不安になります。

その不安をできるだけ取り除くために、エンディングノートを書いて残します。

あなたの気持ちを素直に書きましょう。

あなたの考え・悩み・希望、すべて素直にエンディングノートに書けたら、きっと家族はそれを分かってくれます。

正直に、正確に書くことが大切です。

思い立ったが吉日です。

今すぐ、エンディングノートを書きましょう。

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